なにげない日常の大切さ

ママだって癒されたい編集する2011年03月18日14:30
こんなときだからこそ
「いつもどおり」が大切
ということを実感したお話です。

火曜日、保護者から
「行きたいけどガソリンが足りなくて」
とお電話があり延期になった
夕刻からのアトリエですが

電話があり
「息子が行きたがっている」
ということで
急遽 翌日 アトリエを開催しました。

施設がやっているのかしらんと
恐る恐る電話をかけた
世田谷区立鎌田区民センターでは
拍子抜けする程の通常の対応で
他の会議室にも
ちらほら利用者がいました。

世田谷区は今週いっぱいは
計画停電の範囲に入っていないとの事で
助かりましたが
そうでない地域ではやはり
夜間使用は難しい所も多いみたいですね。

(狛江市民会館は17時以降はやってないので
教室の時間を前倒しする事になりました。)

ともあれ
そんなわけで久々に
教室を開催。

久々に可愛いお子さんと
お子さんのリクエストである
ロボットを工作しました。

開催した鎌田の料理講習室という場所は
調理器具や食器が揃っているので
ポットにお湯をわかし
大人はお茶を
お子さんにはココアを
ママがイチゴを差し入れて下さって
なごやかな時を過ごしました。

そこで感じたのが
ママの不安なキモチ。

すべての習い事がお休みとなり
保育園に行っても
ほとんどのおこさんはお休みで
いわゆるママ友との日常会話の
機会がなくなってしまっています。

そのためかママが話しかけてくる量が
いつもと全然違いました。

計画停電
交通機関のマヒ
ガソリンの不足
余震も続き
放射能の危険は刻一刻と深刻となる今

実は精神的に
追いつめられているのは
こどもさんだけではないのだと感じました。

ママという同じ立場で
誰かに不安な気持ちを聞いてもらう。

誰かと心配ごとを共有する。

それだけでなんとなく キモチが収まる。

アトリエ教室が終わって
それはたった二時間くらいの間の事でしたが

実は 私自身がすごく癒されて
こどもさんとママの
変わらない笑顔から
パワーを貰っていることを感じたのです。

何気ないあたりまえの日常が過ごせる事が
どれほど大切で心が癒されるか。

そんなことを感じた貴重な体験でした。


高遠瑛

こどものアトリエ
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